1: すもにゅ~ 2021/08/01(日) 22:21:03.35 ID:CAP_USER9
8月1日付で田子ノ浦部屋から独立して、出身地の茨城県内に43番目の部屋となる荒磯部屋を設立した荒磯親方(35=元横綱稀勢の里)が同日午後、報道陣のリモート取材に応じ、門出の思いなどを語った。

田子ノ浦部屋から力士4人と幕下行司の木村隆之助を伴っての部屋設立に「いよいよ始まる、という感じです。大事なお子さんを預かって責任感もあるし、やりがいもある」と、師匠として初日を迎えた心境を明かした。コロナ禍にあり一門の関取衆が集まったり、地元のファンに見てもらうなど通常の華やかな部屋開きとはならなかった。
この日の初稽古も「いつも大勢でやっていたのが(この日は)3、4人。違和感はあった」と話し、地元ファンにも「今はなかなか(稽古も)見せられなくて、つらい思いはある」としながらも、そこは前向きな姿勢を忘れず横綱まで上り詰めた荒磯親方のこと。基礎運動中心で胸も出したことに「初日から、良い稽古ができました」と振り返り、相撲を取る稽古を回避していたはずが、気合が入るあまり高校相撲出身の力士とは思わず「三番稽古をした」というほど熱も入った。
それでも「自分ではなく荒磯部屋の力士が目立つのが理想。今は(目立っているのは)自分だけど、自分の存在が分からなくなるぐらいになって(番付を上げて)ほしい」と先を見据えた。

荒磯部屋は、親方の出身地である茨城・牛久市に隣接する阿見町に、来年夏前後の完成を目指して準備中で、約1700坪の広大な敷地に部屋を構える。この日、開設した部屋は、同県つくばみらい市にある仮の部屋で生活し、稽古場は筑波大にある柔道部などが入っている武道館に間借りする形で設置された。「来年(阿見町に)完成するまで使わせていただきますが、稽古場もすごく良くて、いい環境でやらせていただき、若手もノビノビと稽古できる。
あとは自分の指導力が問われプレッシャーになりますが、環境はいい」と現状でも満足いく稽古場。当面は「15歳にケガをさせないような体を作るという責任感がある。(力士)本人たちは面白くない稽古だろうけど、今はとにかく焦らず体を鍛える。9割5分は体作り」と徹底して基礎作りに注力する。そのため、荒磯部屋として船出となる大相撲秋場所(9月12日、両国国技館)も「正直、あまり結果は求めない」という。

筑波大との連携についても言及。横綱まで上り詰めても「体の使い方とか呼吸の仕方とか、科学的に見るとまだ分からないことがある」と話し、自分の経験則に照らし合わせても「立ち会いにしても、まだ物足りないものがあって(感覚的に)20%も出てない。自分の確信に変えられるように」と、動作解析や運動力学など科学的な知見も近々、関係者との顔合わせで徐々に取り入れるつもりだ。

師匠として長い道のりの第1歩を踏んだ荒磯親方。
「強くなってほしいし、人間的にも成長して、みんなが憧れるような力士になってほしい」と精神的な成長も若い力士に求めた。

https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202108010000496.html

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荒磯部屋の初稽古で記念撮影を行う荒磯親方(後列左)と弟子(日本相撲協会提供)

[2021年8月1日15時35分 日刊スポーツ]

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